メイドin岡山の逸品たち

ブドウ

ブドウ

全国一の生産量を誇るピオーネを筆頭に、個性を放つ岡山のブドウ。

写真:色とりどりの岡山のブドウ

粒が大きく、色づき良好。
甘みと酸味のバランスがとれた
岡山育ちの絶品ブドウ。

白桃と肩を並べ、岡山を代表する果物として有名なのが、多種多様な顔ぶれがそろうブドウです。色づきのよさ、高い糖度と適度な酸味、大粒の果実からあふれだす果汁。いずれのブドウも質の高さが魅力で、その確かな味を求め全国から注文が相次ぐ岡山が誇る特産品です。

「岡山のブドウは他とは違う」。そう言われるゆえんは、温暖で台風などの気候災害も少ない気候風土に加え、明治の頃から先人達による弛まない努力と常に革新されていく技術を今の世代が受け継いでいるからに他ありません。

写真:ブドウを育てる土

130年の歴史に裏打ちされた栽培技術が
岡山ブドウのブランドを支える。

岡山のブドウの歴史は、今から約130年前の明治初頭までさかのぼります。殖産興業策の一環として果実栽培が推奨され、桃やリンゴとともに、岡山に導入されたのがブドウでした。荒地でも育つということで栽培がスタートしましたが、高温多湿の日本の気候風土に馴染まず失敗が続きました。

写真:栽培中のブドウ

そのようななか、明治19(1886)年、当時としては画期的な温室栽培が採用され、試行錯誤の末、マスカット・オブ・アレキサンドリアの温室栽培に日本で初めて成功。以来、温室栽培の技術を追求し、「1℃単位での温度管理にこだわる」と言われるまでに。先人からから受け継いだ技、絶え間ない努力、揺るぎない信念によって、ピオーネや瀬戸ジャイアンツ、シャインマスカットなど、時代のニーズに合った多彩な品種のブドウを栽培しています。

岡山県南部では温室栽培が多く、そのため4~8月の早期出荷が可能となり、また岡山県北部では寒暖の差を利用した露地(無加温)栽培により9~12月の出荷が可能となっています。
地域の特性を生かした栽培により、4~12月と長い期間ブドウが楽しめるのも岡山ブドウの魅力です。

写真:岡山の風景
写真:ブドウ
写真:木になるブドウ
写真:ピオーネピオーネ
写真:木になるピオーネ

大粒で甘い岡山のピオーネ。
生産量は全国1位!

ピオーネとはイタリア語で「開拓者」という意味を持ち、大粒で糖度が高く、種なしで皮離れのよい、言わずと知れた高級ブドウです。今では当たり前となっている種なしピオーネですが、その無核化技術を開発したのも、実は岡山。当時は種ありのピオーネと差別化するため「ニューピオーネ」と呼んでいましたが、種なしが主流となった現在では「ピオーネ」と表記されています。

ピオーネが岡山で最初に栽培されたのは、昭和42(1967)年頃。当時、岡山ではキャンベルやベリーA全盛の時代でしたが、ピオーネの可能性に魅せられた多くの農家がピオーネに転換。栽培面積を増やしていき、現在では全国1位の生産量を誇るまでになりました。
「岡山のピオーネは、色づきもよく、甘くておいしい」。
その言葉を励み、県内各地の生産者が努力を重ね、黒く甘いピオーネを育んでいます。

写真:シャインマスカットシャインマスカット
写真:瀬戸ジャイアンツ瀬戸ジャイアンツ

黒に、緑に、赤に。宝石のように美しい
岡山ブドウを食べ比べ。

ピオーネのほかにも、岡山で栽培されるブドウの種類は多種多様。たとえば、果実の女王と称される「マスカット・オブ・アレキサンドリア」。全国の9割の生産量を誇り、瑞々しい香りと芳醇な甘さが魅力です。同じ緑系ブドウで最近注目を浴びているのが、種なしで皮ごと食べられる「シャインマスカット」です。大粒で糖度が高く、口に入れると甘いマスカット香がふわりと広がります。また、岡山生まれの「瀬戸ジャイアンツ」も種なしで皮ごと楽しめる緑系ブドウのひとつ。表面に見える桃のような割れ目が特徴で、パリッと弾ける食感と酸味と甘みが絶妙です。

写真:オーロラブラックオーロラブラック
写真:紫苑紫苑

黒系ブドウの注目株といえば、「オーロラブラック」といえるでしょう。平成15(2003)年に岡山県で誕生した品種で、強い甘みを放ち、大粒の果実で種はなく、子供からお年寄りまで幅広い層に楽しんでいただけるブドウです。また、気品あふれる赤系ブドウ「紫苑(しえん)」は秋から冬にかけてのブドウとして人気が高く、やわらかい肉質、たっぷりの果汁、酸味と甘みのバランスがとれた品種です。

ブドウの産地岡山だから栽培される種類豊富なブドウ。ちょっとずつ、いろいろ、食べ比べてみてはいかがでしょうか。

取材協力:かわはらぶどう園

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